アンコール王朝の最盛期に築かれた、バイヨンを中心とした都の城。
アンコールワットから北に1kmちょっと行くと、城壁の囲まれた広大な都市「アンコールトム」があります。
以前は「アンコールワット」の一部が「アンコールトム」かと思っていましたが、全くの別物になります。
「アンコールワット」完成から半世紀後に、「ジャヤヴァルマン7世」によって敵の襲来から守る為に造られた城。
全体の広さは「アンコールワット」よりも大きく、「アンコールトム」はクメール語で大きな街を意味する。
中心にあるバイヨンは「アンコールワット」を小さくしたものだが、建築物、彫刻物はかなり精巧なままで、そのまま残っています。
まずは城の外堀、環濠を渡ると「南大門(Southern Gate) 」が見えてきますが、このゲートの前にも敵を威嚇しているような兵士、蛇神ナーガの像が門まで連なっています。
さらにゲートの中心には観世音菩薩の顔が彫られていて、いかにも強固に城を守っている光景。
ここの門の下の道路は車一台しか通れないので、門の前には渋滞が出来ています。
こうゆう時に自転車は、車の脇をスッと通れるので効率がいい。
南大門を通った後も、こんな感じの森の道を暫く行きます。
個人で来ている方は、トゥクトゥクで、ツアーとかの団体での方はバスで、観光している方が圧倒的に多い。
「アンコールトム」のバイヨンは仏教寺院で、四面に観世音菩薩の顔を彫った像を祀り処狭しと置かれている、バイヨン様式という独特の建築スタイル。
城壁内の中心にあるバイヨンは、世界の中心を象徴している。